2013年10月17日

自分が本当にやりたいと思うこと

131011_カメラを取ろうとする子供.JPG
滞在先ホテルの裏の子供。


協力隊には、派遣時期ごとに隊次というものがあります。7月から9月に派遣前訓練を受け、9月末または10月頭に任国に派遣された僕たちは、2次隊。平成25年度だから、平成25年度2次隊とか252とかいわれます。

25年度2次隊のベナン隊は僕を含めて6人。内、4人が30代で、平均年齢が高い。僕が一番若くて24歳。

ベナン人から学ぶことはたくさんありますが、同じ隊次の人生の先輩方から学ぶことも非常に多いです。とにかくみな本当に優しい人だし、寛容で、落ち着いていて尊敬できます。

話を聞いていくと、みなさんいろんな挫折を味わって、今の自分があるとおっしゃっています。きっと、挫折して、壁にぶつかって、乗り越えようと努力したからこそ、人間としてああしていられるのだろう、彼らと話していてそう思いました。僕ももっといろんな壁に当たっていかないと。挫折を味わわないと。

さて、それでは挫折しましょう、と言って簡単に挫折ができるのでしょうか。生きていれば自然と挫折ができるのでしょうか。

人生の先輩方と話していて思ったのは、挫折は向こうからやってくるものではないのではないか、ということでした。みなさん、いろんな挑戦をしてきて、自分と真剣に向き合ってきたからこその壁があり、挫折があり、今の彼らがある。

思い返せば、僕はこれまで挫折らしい挫折はしていないように思います。というよりも「挫折の種」がたくさん眠っていたのに、それを「成長の機会」に変えていくことができなかった。きっと、自分のできる範囲の中でしか、自分の元々持っている実力の範囲でしか挑戦してこなかったからだと思います。能力を超えたらあきらめていました。

この二年間では、そんな自分を乗り越えたい。自分のできる範囲で、そつなくこなそうとする姿勢。これ続けていたら、年齢だけ重ねて中身は何にも成長できずに人生終わってしまうような気がします。きっと、自分の能力をちょっと超えたところの挑戦をして初めて挫折というものを味わうことができるのだろうし、苦しんでその挫折を乗り越えようとするところに成長の種が眠っているのだと思うのです。


さて、どうしたらいいのでしょうか。

今の、2013年10月15日の僕の結論は、「自分の意思でやりたいと思ったこと」を見つけること。自分が、やりたいと本当に心から思うことを見つけること。誰かが言ったからとか、これをやるのが嫌だからとかそんな理由でなくて、自分が本当にやりたいこと、自分が心の底からやりたいことが何なのか。それを見つけることが、一番大切な一番最初のステップなのではないかと思うのです。

自分がこれまで、自分のできる範囲で、適当にそつなくこなしてきたのは、きっと、心の底からやりたいことが何なのかを追求してこなかったからだと思うのです。

大学だって、当然に受験勉強をして偏差値の良い大学に入ることが良いことだと思ってやっていたし、大学入ってからも、とにかく、目の前で課される試験でいい成績を取るための勉強をしていました。英語をしゃべれるようになりたくて、とりあえずどこでもいいからしたアメリカ留学。実際はトフルの点が足りなくて、行きたいところ行けなかったのに、まぁどこでもいいやって気持ちで、アメリカで一年弱過ごしました。

アメリカ留学から帰ってきて、将来どうしようかと考え、決めたのが「教育開発」。でもこれも、自分の経験で、自分の五感で心の底から追求したいと感じたことではなく、誰かが定めた「教育開発」という枠組みに、無理やり自分の「興味・関心」をあてはめているような気がしてならないのです。履歴書を書くとき、趣味・特技欄になんて書いてよいのかわからず、サンプルに挙がっている「読書」ととりあえず書くような、そんな感覚。

「自分の意思でやりたいと思ったこと」。これを見つけるためには、やはり「考える」のではなく、まずは「感じる」こと。ブルースリー。
自分の目で見たこと、自分の耳で聞いたこと、自分の鼻で嗅いだもの、自分の舌で味わったこと、自分の肌で感じたこと。「自分の意思でやりたいと思ったこと」は、自分の持つ五感の経験から始まる。五感の経験は、頭で考えるだけではどうしても辿りつけないのです。そう信じています。

そして、いま僕はベナンにいます。五感をフルに動かせる環境に来ました。僕の感覚は、ずーーーっと眠っていたから、フル稼働になるまで結構時間はかかるかもしれません。「自分の意思でやりたいと思うこと」を見つけられるかわかりません。

でも、少なくとも五感を可能な限りフルに稼働させ、「自分の意思でやりたいと思うこと」が何なのか、それと本気で向かい合う2年間にしたいと思っています。そして、もし可能であるならば、「自分の意思でやりたいと思うこと」を見つけたい。

いつの日か、この選択に誇りを持てるように。
いつの日か、「俺は俺だ」と胸を張って言えるように。


長文かつ個人的な内容でした。お読みいただきありがとうございました。
posted by 木村だっくす at 03:33| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして!同じく25−2のガーナPC隊のほりぽんと申します!
ブログ読んでて共感しました。
自分の意志で前に進むことっで大事ですよね。
青少年活動やコミュニティー開発はまさに自分の意志が求められるある意味辛い職種かもしれませんが、悩んだり苦労する分成長も大きいんじゃないかと思います。
共に頑張りましょう!
隣の隣の国から応援してます笑
Posted by ほりぽん at 2013年10月19日 18:53
ほりぽんさん、はじめまして。
コメントありがとうございます!
共感していただけたこと大変嬉しく思います。
私はこれまで、自分を持とうと思いつつも、周りや状況の変化への「リアクション」で動いてきたところがあります。
今回を機に、「自分の意思」を原動力として、行動を「リアクション」から「アクション」に変化させたいと思い、記事を書きました。
その意味では、青少年活動はすごく良い職種なのかなと思っています。
隣の隣の国で悩み、苦労したいと思います。
ほりぽんさんの、PCインストラクター兼日本語教師の活動も応援しています!
Posted by 木村だっくす at 2013年10月21日 02:19
キムラサン、お久しぶりです、訓練所で少しばかりお話しましたロミです。覚えてますかー

自分としっかり向き合って書かれた文章である感じました。
わたしも自分にはこれだというものがイマイチ欠けていて、なんだか感覚的にふわふわとここまで生きてきた気がします。
その感覚に根拠や自信をもてるようにこの2年をしっかり活動したいなと思ってます。もう挫けそうですが。。

同じ年の青年がこうして大切に時間を過ごしていると思うと、わたしも頑張らなきゃと思えました!
訓練所ではもう少し心を開いて話せたらよかったです。。後悔。
お互い、今後の活動も今後の人生も、よいものになりますように!
Posted by ロミ at 2013年11月02日 21:17
ロミちゃん、
コメントありがとう。嬉しいです。
ブログリンクもつけてくれてありがとう。ちょっと読ませてもらいました。
日々、いろいろなものと格闘(葛藤)しながら生活している様子が伝わってきたよ。
ロミちゃんの持ってる視点とか感性は素敵だね。
訓練所ではあまり話せなかったけど、ブログは追いかけるね。
今後も、マーシャルで感じること、生活の様子など伝えてよ!楽しみに待ってます。
こちらも、ロミちゃんのように大切に二年間を過ごしたいと思います。
Posted by 木村だっくす at 2013年11月06日 07:31
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。