2014年04月13日

エグン祭り(ブードゥー教)

しばらくパソコンを使わないで生活しているが、案外いけるもので、いやむしろ、パソコンを使わないほど、なんとなく生活が「豊か」になるような気がしている。空いた時間で本を読んだり、映画を見たり、勉強したり、おしゃべりしたり。パソコン(ネット)を使うと、どうしても必要のないページ(特にFacebookやtwitter)を開いてしまい、無為に時間を過ごしてしまうことがおおい。日本のみんなの近況を知ることは刺激になり、ベナンでの生活の励みになることもあるのだが、それはたまにでいいかな、というのが最近の心境である。そんなもんだから、今後もこのブログの更新の頻度も「気が向いたらアップする」というスタンスでいきたい。なので、この前のように2,3カ月更新なし、ということもあるかもしれないが、そこはご容赦いただきたい。


さて、今回は、2月にサケテであったブードゥー教のお祭りについて紹介したいと思う。

僕の任地サケテはブードゥー教の聖地で、ちょくちょくそれ関係のお祭りがある(みたい)。8月(9月)には、オロの祭りといって、女性や外国人がみたら「消される」というかなり怪しいお祭りもあるが、今回のはもう少し平和なエグン祭りである。エグンとは死者の蘇りのこと。

2月17日から17日間開催されたこのエグン祭りは、ワールドカップよりちょっと頻度の高い3年に一度開催される。ワールドカップが4年に一度だから、なんと12年に一度、ワールドカップと同年開催になるが、今年がその年であった。なんともラッキーなタイミングでサケテに来たものである。Merci Dieu ! (Thank God!)

「死者の蘇り」と言っても、姿を想像することは著しく困難であると思われるので、そしてもう文字で説明するのも面倒なので、写真何枚か載せることにする。

初日 (2).JPG

初日 (4).JPG

初日 (5).JPG

初日 (6).JPG

アビオラ (3).JPG
この最後の写真はベナンの現首相(サケテ出身)のエグン。お金持ちの家は、家のエグンを持っている。

エグンとは、こんな感じで全身を柄物の布や装飾品で着飾っでいて、派手なものから地味なもの(とうもろこしを入れる袋を服にしているエグンもいる。リサイクル。)、やたら背の高いエグンから、子どもエグンまで様々なエグンがいる。また、残念ながら写真に収めることができなかったのだが、「Asian Beuty」と書かれた布を服にしていたエグンもいた。エグンにもグローバル化の波が押し寄せているようである。
一応、言っておくがこれらは決して人間が中に入っているのではなく、死者の蘇りである。昔々、「これ人っしょ!ハハハハ」とエグンをバカにしたフランス人が後に「消された」という。発言には注意。

※ちなみに、サケテの気温は毎日30度越え、日中のもっとも暑い時間は35度を超える。エグンが生きている人だったら絶対熱中症になっている。このことからもエグンは「人ではない」と言える。

こども.JPG
こどもエグン


エグンが何をするのかというと、従者を引き連れて、街中を練り歩き、踊り、祈りを捧げ、かつあげをする。

エグンは国道3号線(サケテ唯一の舗装道路)沿いにある「母なる森」から次々と出てくるのだが、聞くところによると、その数500体以上。人によっては、1000体を超えると言ったりかなり数には適当だが、一つ間違いないのは「多すぎる」ということであろう。森から次々とやむことなく出てくる。アリがアリの巣から絶え間なく出てくるような感じである。

アリとエグンが大きく異なるのは、エグンはより凶暴だということ。森を出た後は、しばらく国道を歩いてから、市街地中心に歩いて行くのだが、この国道は首都ポルトノボから北部ケトゥにいたる大きい道路のため、とうぜん多くの車(トラック等も含め)行き来をする。しかも、現在(ここ数年来)、コトヌーから北部に続く舗装道路がめっためったのぐっちゃぐっちゃに壊れに壊れているため、ベナン北部に向かう大型バスも、サケテを通るこの国道3号線を利用する。エグンは、この国道をほぼ完全に封鎖、往来する車やバイクを止めて踊ったり、興奮したエグンはトラックを止め、よじ登ってお金を要求したりする。いやもう、なんでもありという体である。

トラック止めるエグン.JPG
少々見えずらいがトラックを止めて、エグンの舞を披露するエグン

その後、エグン達は三々五々市内各地へと散っていき、17日間市内をうろつく。やっかいなのは、ばったり道端で出くわすとお金をせびってくること。頼んでもないお祈りをしゃがれ声でしてきたと思ったら、手を差し出してお金をせびる。何言っているか分からないふりをすると、耳元に顔を寄せてきて小さな声で、「なにかちょうだい」と耳打ちしてくる(この時はしゃがれ声じゃない)。そしてあげないと、手に持っている木の枝で叩こうとする。これは、暴力と宗教の力という二つの巨大な権力を駆使した新手のかつあげと称するほかないであろう。怖えんだわ!

怖いけど、仲良くなると写真も一緒にとってくれたりする。

一緒の写真.JPG
図らずしてペアルック

ダブルピース.jpg
ダブルピース(主役はうしろのおばちゃん)

こんなのが17日間続いたエグン祭り。最初は「おー!」とか「これがエグンかー!」と感激したものだが、2,3日するとそれが日常の風景になってきて、街中でエグンを見ても「あ、いた。」と思うくらいで、というより、お金をせびられるのが嫌で、道を引き返して別ルートで家に帰ったりした。正直に言おう。めんどくさくなる!

でも「面倒くさい」は僕だけでなく、熱心なキリスト教徒やイスラム教徒も同じように考えていたようである。サケテには、敬虔なキリスト教徒やイスラム教徒も多い。こういう人たちは複数の神を持つブードゥー教があまり好きではなく、このエグン祭りを避けている人も少なくなかった。ただ、他のベナン人たちは飽きることなく、毎日夕方市場の前のエグンの賑わいを見学していたなぁ。やっぱり彼らにとっては大事な存在なのかもしれない。

追伸1.このエグン祭りは、2月後半サケテ中心部で17日間開催された後、市内の隣の郡にてまた17日間、その後また別の郡で17日間、その後またまた別の郡で各地で17日間行われる。先日、活動の一環で遠くの学校に足を運んだら、ひさびさにエグンを見つけて「こんなのいたなぁ!」と懐かしくなった。いなくなるとかわいくなるものである。

追伸2.エグン祭り初日、エグンの舞(踊り)をアイフォーンで撮影していたところ、迂闊にもポケットから携帯をすられた。その他にも、1件スリ未遂に遭遇。お祭りのときは、外部(ナイジェリア)から人がたくさんくるから、注意が必要。サケテにお越しの際は、荷物はしっかりと管理すること。

スリ直後.JPG
この写真の直前にすられた。この写真を取っている最中に携帯がなくなっていることに気がついた。


それでは〜
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posted by 木村だっくす at 02:13| Comment(0) | ベナン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月12日

ベナンの気候

ネットが非常に不安定。

今日、雨降りました。ざーざー。

131015_il pluie1small.jpg

そういえば、飛行機から降り立った時に、「蒸し暑いな」と感じました。ま、今も少し蒸し蒸しします。すごく不快という蒸し暑さではありませんが、蒸し暑い。気温だけなら問題ないのですが、湿気があるせいで、暑さが気になる、そんな感じです。ま、個人的に暑いのは好きなのでそこまで苦ではありませんが。

さて、なんでこうも蒸し暑いのか。アフリカに来る前は、なんとなくアフリカはカラカラしていて、暑いといっても蒸し暑さはないのでは、と思っていました。

これ、季節によるようです。(当たり前ですかね。)
ベナンの季節は、大きく分けると二つ、細かく分けると四つに分類されます。

雨季(大雨季、小雨季)と乾季(大乾季、小乾季)です。
10月〜11月 小雨季
12月〜3月 大乾季
4月〜7月 大雨季
8月〜9月 小乾季

benin の四季.png
僕が到着した10月は、ちょうど小雨季に入ったところだったのですね。

でも、雨季といっても、雨がザーザー降るという感じではないです。確かに雨は多くて、毎晩降ってはいますが朝になったら大抵止んでいて、昼間はすごく良い天気の日が多いです。

ちなみに、洗濯物を夜干すと、雨にやられてなかなか乾きません。


お読みいただきありがとうございました。
posted by 木村だっくす at 05:41| Comment(0) | ベナン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月20日

ベナンのエイズ

10日目。あと60日。

今日は、エイズ(HIV/AIDS)について。

任国ベナンのエイズの様子が気になったので少し調べてみました。

2011年現在、(数字は推計。[ ]内の左の数字は低い予想、右の数字は高い予想。)
エイズ感染者:64,000 [56,000 - 73,000]
成人(15−49)感染率:1.20% [1.10% - 1.40%]
成人(15歳以上)のエイズ感染者:55,000 [48,000 - 63,000]
女性(15歳以上)のエイズ感染者:33,000 [29,000 - 38,000]
子ども(0-14歳)のエイズ感染者:9,400 [7,700 - 11,000]
エイズによる死亡者数:2,800 [2,100 - 3,400]
エイズ孤児(0−17歳):47,000 [29,000 - 67,000]


2006年から2010年の感染率の推移です。
Benin HIV trend.jpg
HIV感染率は横ばい推移のようです。
HIV感染率、中央・西アフリカの平均が約2%と言われています。同地域で、最も感染率が高いのがカメルーン(5.3%)で、その他に感染率が高い国は、中央アフリカ(4.7%)、コートジボワール(3.4%)、ガボン(5.2%)、ナイジェリア(3.6%)。これらに比べると、ベナンのHIV感染率は比較的低いようです。

HIV selon department.jpg

le plan.jpg

僕の派遣されるサケテはプラトー(Platau)県にあります。地図でいうと、右下の細長い県です。ナイジェリア国境と接しているところ。
プラトーのスコアを見てみると、ベナン全体と比べて低い感染率を示しています。一方、クフォ(couffo)やコトヌーのあるリトハル(Littoral)での感染率は高くなっています。

HIVは性的接触による感染が最も高いと言われており、なかでもMARPS(Most-at-risk Population)の感染が危惧されています。MARPSは、感染の危険が高い人々を指し、セックスワーカー(Female Sex Worker: FSWs)や男性と性交をする男性(Men who have sex with men: MSM)などです。
感染率が高い地域は、売春が行われやすい都市部、大きな都市があるということなんでしょうかね。

今回は、ちょっと調べただけだったので、今後、時間を見つけて、ベナンのHIV関連政策や実施プログラムなどをチェックしていきたいと思います。

参考ウェブサイト
Raport National de Suivi de la Declaration Politique sur Le VIH/Sida
UNICEF statistic-Benin
USAIDS Benin

本日もブログにお越しくださいましてありがとうございました。
posted by 木村だっくす at 00:33| Comment(0) | ベナン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月16日

ベナンミュージック

ジョゴジョゴ!
ブログにお越しくださいましてありがとうございます。

「次回は、事前課題について書きます」と前回のエントリーで書きましたが、そちらがまだ落ち着かないので、ベナンの音楽を紹介します。


じょごじょご!耳にのこりますねえ。いい感じです。

知り合いのベナン人に意味を教えてもらったのですが、忘れてしまいました。。。
でも、このH2O Assoukaというグループは、ベナン社会のちょっとした問題を皮肉っぽく音楽にしているグループみたいです。意味が言っている意味がわかったら、すごく面白いらしいです!
ちなみに言語はフォン語(現地語、フォン族の言葉)です。

僕は、意味はわからないけど楽しんでいる派です。
歌えるようになりたいですねぇ。

今日もブログをお読みいただきありがとうございました。
posted by 木村だっくす at 00:10| Comment(0) | ベナン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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